トリ女道~トリリンガル女子のキャリアブログ~

日英通訳者の私が+αで中国語のキャリアを模索します

HSK6級と中検準1級、どっちが難しいの?

こんにちは!トリ女のマミです。

今回は、

・中国語資格取得を考えている方

・HSKと中検のどっちを受験しようか迷っている方

を対象に、HSK6級と中検準1級の難易度比較をしたいと思います。

 

はじめに

実は私、トリリンガル女子(トリ女)になるべく、

仕事を辞めて2014年から2年間中国留学してました。

 

留学開始当時の中国語勉強歴は0年。

そんな私が悪戦苦闘の末、

中国企業にインターンするまで中国語力を磨きあげたんです。

 

語学留学で目標になるのは、もちろん語学資格。

できるだけ難しいテストに合格して、就職活動/現職でアピールしたい。

有名なのはHSKと中国語検定試験(中検)だけど、

それぞれに級があって難易度もよく分からない。

 

上記疑問にトリ女の実体験からお答えします。

そもそもHSKって?

中国政府公認で世界基準の中国語資格(参考情報:HSK公式HP)。

世界基準資格という意味ではTOEFL(米国)やIELTS(英国)と似ているが、

4技能(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)ではなく、

3技能(スピーキング以外)を測るテスト(級によっては2技能)。

 

各パート100点、合計点が6割以上で合格。1級~6級(最上級)に分かれている。

漢字圏の日本人はリーディングとライティングで高得点を取りやすく、

非漢字圏の受験者と比べて、難易度が比較的優しめのテストと言える。

中国語無勉強の日本人でも、HSK6級のリーディング問題がある程度理解できる。

 

中国語留学する社会人(社費留学者/私費留学者)の多くは、

5級(2番目に高い級)から受験し、半年~1年以内に6級に合格する。

私も留学3か月目で5級合格し、半年目で6級を取得。

中検って?

日本語を母語とする中国語学習者を対象とした中国語資格(参考情報:中検公式HP)。

英検の中国語版で、HSKとの大きな違いは翻訳能力を問われる点。

 

私が受験した中検準1級の1次試験には中日翻訳、

2次試験には中日通訳(簡単な1文を他言語に変換ので、翻訳に近い気も・・・)

がありました。過去問題はこちら

HSK6級と中検準1級の難易度比較

結論:中検準1級の方がはるかに難しい

 

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中検公式HPでは上記のように「HSK6級≒中検準1級」っぽい記載があるのだが、

私の実体験上「HSK6級<<中検準1級」。

 

HSK6級初合格(300点満点中219点)した後に受けた中検準1級で惨敗。

リスニング力と翻訳力が圧倒的に不足して2次試験に進めず。

その約1年後HSK6級(300点満点中250点)の実力で受験した中検準1級でギリギリ合格。

 

ちなみに、2年の留学を終えて帰国した2016年冬に中検1級を受験も惨敗。

1級の壁はぶ厚かった。

おわりに

中国語資格取得を検討中の方は、

知名度と難易度の点からまずHSK6級を取得し、

それから中検準1級を目指すのがおススメです。

 中国語学習者はまだまだ少ないですが、一緒に頑張りましょう!

 

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