トリ女道~トリリンガル女子のキャリアブログ~

日英通訳者の私が+αで中国語のキャリアを模索します

中国語力ゼロで中国留学してみた②

こんにちは!トリ女のマミです。

「中国語力ゼロで中国留学行ってみた①」の続編です。

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はじめに

2014年秋~2015年夏までの清華大学留学1年目について、

勉強を中心とした学生生活、中国語力、北京生活を軸に語ります。

学生生活(1年目)

中国語クラスは大まかに3つのクラス(初級、中級、上級)に分かれ、

各クラスもレベルで分けられていた。

例えば中級には、準中級、中級1、中級2の3つのクラスがあり、

中級2が中級で一番難易度の高いクラスである。

 

中国語力ゼロのトリ女は初級と思いきや、

早くも準中級で大焦り。

 

初級は非漢字圏の留学生が漢字の読み書きを学ぶクラスで、

日本人のトリ女には必要ないとのことだった。

とは言っても、準中級は非漢字圏の留学生が中国語を1年ほど勉強したレベルで、

一定のリスニング・スピーキング力はすでに備わっている。

 

対照的に中国人教師の言葉が全く分からない中国語初心者トリ女は、

授業終了毎に英語で宿題を聞くしかなく、

他留学生と圧倒的なレベル差を感じつつも、

漢字圏出身のためリーディングの授業は時間を持て余していた。

 

リスニング・スピーキング力の早急アップが必要なため、

朝6時からCD聞きながらテキストを読む。

テキスト内容は自己紹介や道の尋ね方等小学生低学年並み。

にもかかわらず、聞き取れない&しゃべれないで大焦りの日々。

大半の授業が午前中に終わるので、

午後~頭が疲れて勉強できなくなる夜まで授業の予習・復習に励んだ。

 

半年で準中級クラス終了。

次のクラスはHSK6級(最高級)に受かったこともあり上級1に進級。

課題は相変わらずリスニング・スピーキング。

大学の授業だけではスピーキング力向上は難しいと判断し、

学外の中国語塾に通った。

 

大学の授業は若手の教師が多く、授業の質に不満は残ったが、

仲良いクラスメートができたため、2年間で1番満足度の高いクラスだった。

中国語力(1年目)

下記ブログにも記載したが、留学1年目の成果は次の通り。

  • HSK5級合格(留学3か月目)
  • HSK6級合格(留学半年目)

周りの日本人社会人留学生も半年~1年でHSK6級合格しているので、

平均的なスピードで中国語力を伸ばしたと言える。

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ちなみにHSK6級合格したからといって、

目に見えて出来るようになったことはない

 

中国人の話がほとんど分かるようになったとか、

自分の言いたいことが流暢に言えるようになったとか、

そんなことはない。

 

程度の差はあれ、

リスニングとスピーキングに苦戦している状況は、

留学開始直後と変わらない。

 

むしろ資格という目標がなくなったため、

何を指標に中国語力を測り、

どこまで勉強を継続すべきか(2年留学する必要あるのかも含めて)、

自分で決める必要に迫られた。

 


北京生活(1年目)

基本的には、留学生寮(朝)→ 授業 (午前中)→ 食堂 (昼)→ 留学生寮(午後)→ 食堂 (夕方)→ 留学生寮(夜)の日々だったが、中国の祝日や様々な縁で国籍・年齢異なる出会いがあった。その代表例を下記に記載。

 

  • 国慶節(10月)

日本人社費留学生と内モンゴル旅行

  • 春節(1月下旬)

北京で中国の旧正月を祝う

  • 日本語教師

大学の先生からの紹介で、中国人大学生に週に1回日本語を教える

  • 中国語塾に通う

学外の学校に通い始める。教え方の上手な先生に出会う。

 

語学学習初期は単語覚えや発音練習等孤独の作業が多いため、

上記含め様々な出会いが精神的プレッシャーを緩和してくれた。

おわりに

中国語留学の目的がHSK6級取得であれば、最短半年で十分です。

半年~1年目の学習で中国語力はさらに伸びたと思いますが、

残念ながらそれを証明できる資格がなく、かつ上述のように目に見えてできるようになったこと(第3者にアピールできること)はほとんどないためです。

 

仕事を辞めて私費留学したトリ女は、

資格以外でのアピールポイントを作れるよう、

留学2年目を過ごすことにしました。

 

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続編の「中国語力ゼロで中国留学してみた③」はこちら。

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